硬膜外麻酔と排尿障害

先日、大腸癌の手術をした患者さん。看護師さんから“排尿困難があるようです。硬膜外チューブ(術後、背骨の間に挿入する痛み止めのチューブ)からの麻酔を止めますか?導尿しますか?”と連絡がありました。直腸癌(肛門に近い大腸)の手術では時に排尿困難が出現することがあるのですが、この患者さんの手術では排尿障害が起こるとは考えられない部位の大腸(盲腸)癌でした。硬膜外麻酔で排尿障害が起こるかもしれないことは外科医として知っていなければならないのですが、直腸癌ではない=排尿障害は起こるはずがない!と思い込んでいるので看護師さんの連絡に一瞬、“え?なんで”と思ったのち、“おお、なるほど!”と恥ずかしながら教えられた感じがしました。硬膜外麻酔を中止すると排尿困難もすみやかに改善しました。調べてみますと、硬膜外麻酔を行っている患者さんの約4分の1に排尿障害が起こるようです(日本大腸肛門病会誌 65:204-208,2012)。

看護師さんには本当に色々な場面で助けてもらい、教えられます。

この場を借りて感謝申し上げます<(_ _)>。

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